出光興産、昭和シェルの株式31.3%を取得 当初計画より2%マイナス

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出光興産は、ロイヤル・ダッチ・シェルから昭和シェル石油の株式を議決権ベースで31.3%を取得したと発表した。

出光興産と昭和シェルは、経営統合に合意しており、公正取引委員会が認定したことを受けて、出光興産は昭和シェルの株式1億1776万1200株を取得した。取得価格は1株当たり1350円で総額1589億7800万円。これで出光興産は昭和シェルの筆頭株主となった。

出光興産は昭和シェルとの経営統合に向けて当初、昭和シェルの株式33.3%取得する予定だった。しかし、出光興産の創業者である大株主が両社の経営統合に反対していることから当初の計画より2%減らした。

創業家が両社の経営統合を妨害するため、昭和シェルの株式を取得、出光興産が33.3%取得するためには株式公開買い付けとする必要があり、これを避けるため、取得する株式を減らした。

出光興産は昭和シェルの株式を取得したものの、経営統合には創業家の同意が必要で、今後、創業家の説得に当たる。

《レスポンス編集部》

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