陸上自衛隊・第1空挺団は8日、年初の恒例行事となっている「降下訓練始め」を習志野演習場にて一般に公開した。自衛隊からは人員約300人が参加。約1万人の来場者の前で航空機からのパラシュート降下や、模擬戦闘訓練などを実施している。
習志野駐屯地(千葉県船橋市)に所在する第1空挺団は、陸上自衛隊で唯一の空中機動作戦を専門とする部隊。降下訓練始めは、パラシュート降下訓練の安全を祈願する部内行事(開傘祈願祭)として1969年から開始。5年後の1974年からは一般に公開されるようになった。
今年はパラシュート降下訓練に初めて米軍も参加。模擬戦闘訓練では、レーザー光によって当たり判定(死傷判定)を行う「バトラー」と呼ばれる装具を装備した状態で実施するものが、一般向けに初めて公開されている。