F1世界選手権に参戦するザウバーチームは16日、2017年シーズンのレギュラードライバーとしてパスカル・ウェーレインを起用することを発表した。
2015年のDTMチャンピオンで、昨年はマノーからF1デビュー。戦闘力があるマシンでないにも関わらず、何度か予選Q2進出を果たすなど、彼が持っているパフォーマンスを存分に発揮していた。
昨年末に初のワールドチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグが引退を発表。メルセデスのリザーブドライバーも勤めていたウェーレインは、その後任ドライバーになるのではないかと言われていたが、結局バルテリ・ボッタスがウィリアムズから移籍。そのシートには昨年限りで引退予定だったフェリペ・マッサが急きょ1年延長して参戦することが決定した。
残念ながらトップチームへの移籍は叶わなかったウェーレインだが、ザウバーはこれまで何人もの有能なドライバーを排出して来たチーム。今年の活躍次第では来シーズンのトップチーム加入にもつながるだろう。
なおチームメイトはマーカス・エリクソンで決まっており、これで2017年のF1はマノーを除く10チームのレギュラードライバーが決まった。
またマノーについては、破産申請の手続きに入っているとの情報があり、今季の参戦が危ぶまれている。