【GARMIN eTrex Touch 25J インプレ後編】初めて購入するハンディGPSはこれで間違いなし!

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森の中の稜線にたたずむ鎌倉・六国見山の頂上にナビが案内してくれる
森の中の稜線にたたずむ鎌倉・六国見山の頂上にナビが案内してくれる 全 11 枚 拡大写真

ガーミン社のハンディGPS「eTrex(イートレックス)」シリーズに、最新モデルとして「eTrex Touch(イートレックスタッチ)25J」が登場した。スマホ感覚で簡単に操作でき、パソコンで作成したルートを送り込んだり、バーチャルゲームを楽しんだりできる。

スマホと同じ感覚で操作可能

36mm×55mmサイズ、半透過型のカラー液晶ディスプレイをスマホと同じようにタップやスワイプ(画面にふれたまま指先を動かす)、ドラッグ、ピンチ(2本指で拡大や縮小をする)で操作する最新モデル。ハードな登山にも耐えられる防水性とタフネスボディに配された2.6インチ、6万5000色のカラーディスプレイはアウトドアでも視認性がいい。

実際に本機を操作して、目的地を身近な里山の頂上に設定して試してみた。自宅近くの裏山に「六国見山」という標高140m程度の山がある。メインホーム画面を「ハイキング」にして、右下の「虫眼鏡マーク」で目的地を検索する。さまざまな検索方法があるが、手っ取り早いのは現在位置周辺の「全カテゴリー」から。この段階でGPSによって現在位置が補足されているので、「全カテゴリー」を選択すると近隣の駅や学校、郵便局や河川・山岳などの名前が表示される。

すぐに見つからない場合は名称を入力して検索する。「ろっこくけんざん」と入力すると「六国見山」が表示されたので、これを選択すると目的地にピンが打たれた地図表示に変わる。右下の「出発」を押すだけですぐにルート案内が始まるのだ。

パソコンと連携すれば使い勝手向上

以上は本機を操作して目的地を設定したときだが、さらに詳細に経由地などを指定してルーティングするやり方もある。ガーミンのGPSデバイスで使える「BaseCamp(ベースキャンプ)」というソフトウェアがあり、これを利用するのだ。地図上にポイント、ルート、軌跡などのデータを管理、表示、作成することができ、GPSデバイスとの間でそれらのデータの読み込みや書き込みができる。「garmin basecamp」と検索すると「ベースキャンプ」サイトが見つけられる。ダウンロードサイトそのものは英語だが、WindowsとMacの両方がダウンロードできるのでどちらかを選択すればいい。ダウンロードして「ベースキャンプ」を立ち上げると日本語表記されているので安心。

ソフトを立ち上げると「詳細な地図がありません」と表示されるが、eTrex Touch 25Jを接続するとデバイス内にプリインストールされた日本語版地図が使用できる状態になる。地図作成は簡単。地図上にスタート地点とゴール地点を選択すると、2つの位置がピンク色のラインによって最短距離で結ばれる。このピンク色のラインの途中をドラッグして経由地に貼り付けていく。経由地の最大数は250までという制限もある。

自分で作成したコースはタイトルを付けて保存し、これをeTrex Touch 25Jに送信しておくと、eTrex Touch 25J側で画面上に呼び出して表示されるようになるので、それを選んでスタートボタンを押せばルートナビが始まる。他の登山ルートサイトで作成したGPXファイルをインポートすることもできる。

遊びにも使え、価格もリーズナブル

Geocaching(ジオキャッシング)というバーチャルアドベンチャーも体験できる。ジオキャッシングとはGPSを利用した宝探しゲームで、地球規模で行なわれているという。公式サイトにアクセスし、まずはアカウントを作成する。登録は無料。自宅などの場所を座標として登録すると、その地点から近い順に宝物のありか(キャッシュ)が表示される。そのデータをeTrex Touch 25Jに送り、宝探しをするというものだ。

eTrex Touch 25Jはガーミン社製ハンディGPSの中ではリーズナブル価格で、週末ハイキングやバーチャル遊びに使うのにもってこいだが、別売の日本登山地形図などを投入すると機能性が高まる。上位モデルとまったく同じGPS測位機能を備えているからだ。初めて購入するハンディGPSならこれで間違いなし!

《山口和幸》

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