中央ヨーロッパ、オーストリア、ルーマニア、セルビアなどに囲まれた国、ハンガリー。この国の企業が連合してオートモーティブワールドでブースを構える理由は何か。ブースには「525 206代の乗用車が2015年にハンガリーで生産されました。」(原文ママ)と掲げられている。
ハンガリー投資促進庁(HIPA)のブースには、下記のようなメッセージが記されていた(原文ママ)。
―――インテグレーター向けサービス
サプライヤーリスト=企業の依頼によるフィルタリングされたサプライヤーリスト
パートナーシップ契約=ハンガリーのサプライヤー開発のための協力・開発プロジェクト
現地サプライヤーの開発=実存の及び将来のハンガリー・サプライヤーのトレーニング
―――OEMメーカー/サプライヤー向け
B2B、サプライヤーフォーラム=将来のサプライヤーと製造業者との接触
認定されたサプライヤー・データベース=オンライン、認定されたインタラクティブ・データベースや仮想市場
出版物、市場情報=現在のハンガリー・サプライヤーの基礎情報
―――サプライヤー向け
大学と研究開発の協力=大学とサプライヤー間の教育と研究開発協力の支援
教育、トレーニング=各分野での専門トレーニング(効果的なトレーニング、ベンチマーキング手法、自動車規格)
展示会=ハンガリー内外の展示会や見本市への出展
なぜハンガリーの自動車関連企業が連合して日本のブースを出すか。フロア担当者は、前出の数字を出してこう教えてくれた。
「ハンガリーには、メルセデス、アウディ、GM、スズキの4社が進出し、自動車製造の拠点を置いている。2015年には、合計52万台のクルマがハンガリーから製造された」
同担当者は、「ハンガリーはこうしたメーカーとともに現在も発展し続けている。世界の自動車産業とその周辺に、ハンガリーも寄与していることを、もっと日本にアピールしていきたい」とも伝えていた。