マセラティジャパン、レヴァンテ が好調…350台のバックオーダー

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マセラティジャパン、レヴァンテ が好調…350台のバックオーダー
マセラティジャパン、レヴァンテ が好調…350台のバックオーダー 全 8 枚 拡大写真

マセラティジャパンは2016年に1318台を販売したことを明らかにした。

「2012年、マセラティの全世界での販売台数は約6300台であるのに対し、2016年は4万台にまで伸びた。これは『クアトロポルテ』、『ギブリ』、『レヴァンテ』の3モデルが大きく貢献している」とは、マセラティジャパン代表取締役社長のグイド・ジョパネッリ氏の弁。

マセラティが属する市場は、「現在100万台規模で、そこに2012年、『グランツーリズモ』とクアトロポルテV8、2013年にはクアトロポルテV6とギブリを、そして、近年レヴァンテを導入したことで、この市場内のすべてのセグメントを網羅するに至った」と述べる。

同社の生産拠点は、モデナをはじめ、トリノ近郊のグリリアスコ、レヴァンテ専用のミラフィオーリ工場があり、エンジンはモデナのフェラーリの工場と、VM Motoriチェント工場で生産されている。ジョパネッリ氏は、「我々の設計、開発、生産のすべてをイタリア国内で行っており、イタリアンタッチ、イタリアンスタイルをしっかりと踏襲できるような生産体制を敷いている」とその特徴をアピール。

日本市場については、「1000万円以上の輸入車市場は、2013年の約1万3000台から、2016年には1万8000台を超えた」とし、「我々も2013年の476台から1318台へと成長している」と説明。

この内訳についてジョパネッリ氏は、「半分以上はギブリが占める。一方でグランツーリズモと『グランカブリオ』の占める割合は小さいが、フラグシップモデルとして日本市場に導入しており大切なクルマだ」と重要なモデルであることを強調。

また、レヴァンテは2016年の10月から11月にかけて市場に導入し、「昨年の販売台数は155台であったが、現在350台ほどのバックオーダーを抱えている」と好調なスタートを切ったという。

ジョパネッリ氏は、「2017年は2016年を超える実績をあげる所存だ。チャレンジに満ちたターゲットを立てているが、必ずやこれを達成できると確信している」と意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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