三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは1月上旬、2016年の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、2008年以降で過去最高の9万6267台。前年比は1%増と、4年連続で前年実績を上回った。
9万6267台の内訳は、乗用車が前年比6.9%減の3万6624台と減少。一方、SUVなどのライトトラック系は、前年比6.5%増の5万9643台と、好調だった。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が後退。2016年は、3万3067台にとどまった。前年比は10.6%減と、2桁の落ち込み。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は2016年、改良新型モデルが2万6576台を販売。前年比は39.5%増と、大きく伸びた。2013年9月に米国市場に投入した『ミラージュ』は、2万2226台を売り上げ、前年比は3.3%増。
この他の車種では、『ランサー』(日本名:『ギャランフォルティス』が、前年比19.2%減の2万2226台。EVの『i‐MiEV』は、18.3%減の94台にとどまっている。