アウディジャパン、2017年はフルモデルチェンジと新規モデルで4車種を投入予定

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アウディジャパン代表取締役社長斎藤徹氏
アウディジャパン代表取締役社長斎藤徹氏 全 8 枚 拡大写真

アウディジャパンは、2017年、再び3万台の販売台数を目指すことを発表した。

「昨年アウディの世界販売は欧州や中国アメリカ市場の好調を背景に、187万台と前年を4%上回り、7年連続で販売記録を更新した」とは、アウディジャパン代表取締役社長斎藤徹氏の弁。

日本市場でのアウディは、2016年、2万8502台を販売。「『Q7』や『A4』といった新型車の販売が好調に推移し、セグメントシェアを拡大した。しかし、量販車種の『A3』、『Q5』、『A5』がモデル末期ということもあり、2万9414台を販売した前年を若干下回る結果となった』という。

一方認定中古車に関しては、「1万1500台と記録を更新。これにより、新車と中古車合わせて3連連続で約4万台をお客様に届けた」と述べる。

昨年アウディジャパンは、先進的で魅力ある製品の提供、販売ネットワークパワーの強化、ブランドコミュニケーションの強化、顧客ロイヤリティの向上という4つの戦略を発表し推進してきた。「この戦略は今年も基本的に大きな変更はないが、もう一つ、デジタルサービスの強化を加える」と斎藤氏。

2017年の製品提供に関して斎藤氏は、「スタイリッシュさと、走行性能に磨きをかけた新型A5シリーズ、人気のミッドサイズSUVであるQ5のフルモデルチェンジ。そして新たに『Q2』を導入する」と導入計画を明かす。

このQ2について斎藤氏は、「最近国産モデルでも人気が高まっているコンパクトSUVセグメントへの新規モデルなので、新規ユーザー層の獲得が期待できる」と話す。

そして、「フルモデルチェンジと新規モデルで4車種を投入。更にSモデル、RSモデルなどのスポーツモデルを含め合計で19の新車を投入する予定だ」とした。

自動車のCo2排出削減の取り込みについては、「引き続き内燃エンジンの効率化、クリーン化を進める」。同時に、e-tronの投入も加速させる。「現在販売しているプラグインハイブリッド『A3スポーツバックe-tron』の新型に加え、 Q7のプラグインハイブリッドの導入も計画している」という。

また、アウディ初の電気自動車『e-tronクアトロ』が2018年に欧州で発売される予定で、『これも日本に導入する』と斎藤氏。

そして、「これらの戦略や施策を進めることで、2017年は昨年に対して5%から10%の新車台数の増加を図り、再度3万台に乗せること、そして中古車においては、過去最高の1万3000台の販売を目指している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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