米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月12日、フェラーリの米国法人、フェラーリノースアメリカから、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたと発表した。
このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。この場合、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがあるという内容。
フェラーリノースアメリカは、この不具合による追加リコールを米当局に届け出。対象になるのは、2012年モデルの『カリフォルニア』『458イタリア』『458スパイダー』『FF』の一部。米国の一部州で販売された825台が、リコールに該当する。
フェラーリノースアメリカでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、助手席エアバッグ一式を交換するリコール作業を行う予定。