スズキは1月30日、2016年12月度および2016年暦年(1~12月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。
●軽自動車販売、2年ぶりのプラス 12月
12月の世界生産台数は前年同月比1.6%減の22万6271台で、2か月ぶりのマイナスとなった。国内生産は国内向けの生産が減少し、同0.2%減の6万7662台と22か月連続のマイナス。海外生産もパキスタン、インドネシアなどが減少し、同2.2%減の15万8609台で2か月ぶりのマイナスとなった。
国内販売は同1.1%増の4万2887台で、2か月連続のプラス。登録車は『バレーノ』や『イグニス』が貢献し、同6.1%増の6450台で16か月連続プラスとなった。軽自動車は『スペーシア』や『エブリイ』などが増加し、同0.3%増の3万6437台で24か月ぶりにプラスとなった。
輸出は欧州向けなどが増加し、同59.9%増の1万3954台と、2か月連続のプラスとなった。
●国内販売、初の10万台突破も世界生産台数は3年ぶりのマイナス 2016年
2016年の世界生産台数は前年比2.9%減の294万5295台で、3年ぶりのマイナスとなった。国内生産は、国内向け、輸出向けともに減少し、同15.3%減の79万4244台と、2年連続のマイナスとなった。海外生産はインドで過去最高を記録、ハンガリーが増加するなど、同2.6%増の215万1051台と、2年連続で過去最高を更新。5年連続のプラスとなった。
国内販売は同2.1%減の62万2868台と、2年連続のマイナスとなった。登録車はイグニスや『ソリオ』などの販売増で同33.2%増の10万2129台。初の10万台突破で4年ぶりのプラスとなったが、軽自動車は『ワゴンR』や『アルト』が減少し、同7.0%減の52万0739台と2年連続で前年実績を下回った。
輸出は同6.2%減の11万7714台と、6年連続のマイナス。中南米、アフリカ向けなどが減少した。