米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月中旬、ホンダの米国法人、アメリカンホンダからホンダの二輪車について、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたことを明らかにした。
今回の追加リコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、ライダーが負傷するおそれがあるという内容。
ホンダの二輪車で追加リコールの対象になるのは、『GL1800』(ゴールドウィング)の2006~2009年モデルおよび2012年モデル。米国の一部州で販売された882台が、リコールに該当する。
アメリカンホンダは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、エアバッグモジュールを交換するリコール作業を実施する。