米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月中旬、カルマオートモーティブから、フィスカー『カルマ』について、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたと発表した。
今回の追加リコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがある。
カルマオートモーティブは、この不具合による追加リコールを米当局に届け出た。対象になるのは、2012年モデルのフィスカーのプラグインハイブリッド(PHV)スポーツ、カルマの一部。米国の一部州で販売された811台が、リコールに該当する。
カルマオートモーティブでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、エアバッグインフレータを交換するリコール作業を行う、としている。