米国のトランプ新大統領が1月27日、一部の国からの米国への入国を禁止する大統領令に署名した。米国のEVメーカー、テスラモーターズのトップが、これを批判している。
トランプ大統領が署名したのは、中東など主にイスラム圏の7か国からの米国への入国を一時的に禁止する政策。また、あらゆる国からの難民の受け入れも、一時的に見合わせる。テロを防止するのが目的。
1月29日、テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、自身の公式Twitterを通じて声明を発表。「イスラム圏の国からの入国を禁止するのは、米国の課題に対応する最善策ではない」と、述べた。
イーロン・マスクCEOといえば、トランプ新政権の戦略的政策フォーラムのメンバーに起用されており、新政権に近い立場と見られていた。しかし、今回の政策については、新政権との考え方の違いを明確に示したようだ。