シンガポール・チャンギ空港が1月30日に発表した2016年の空港利用状況によると、旅客数は前年比5.9%増の5869万8039人、航空機発着回数は4.1%増の36万490回、貨物量は6.3%増の196万9434トンで、いずれも過去最多だった。
年間の路線別旅客数ランキングはジャカルタ線が1位を守った。15年は3位だったクアラルンプール線が2位に上がり、バンコク線が3位に落ちた。4位以下は香港、マニラ、東京(羽田と成田の合計)、デンパサール、ホーチミンシティ、台北、シドニー線の順。10位以下では広州線の伸び率(前年比21%増)が目立った。
今年の見通しについて、チャンギ空港は「引き続き明るい」とし、アフリカ・東欧の新興市場に商機があるとみる。また、西欧路線の拡大、東南アジア・中国・インド路線との接続の強化を継続する意向。年内には第4ターミナルが開業し、キャセイパシフィック航空、エアアジアグループ、大韓航空、ベトナム航空が移転する予定。