米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は、マツダの米国法人、北米マツダからタカタ製エアバッグインフレータの不具合によるピックアップトラックの追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたと発表した。
今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがある。
追加リコールの対象になるのは、小型ピックアップトラック、『Bシリーズ』の2007‐2009年モデル。米国の一部州で販売された696台が、リコールに該当する。
北米マツダでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において3月上旬から、助手席エアバッグインフレータを交換するリコール作業を実施する、としている。