【トヨタGAZOOレーシング2017】SUPER GT…新型「LC500」6台で参戦、中嶋一貴が復帰

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
今季のSUPER GT/GT500を戦うレクサス勢のドライバーたち(右から4人目が中嶋一貴)。
今季のSUPER GT/GT500を戦うレクサス勢のドライバーたち(右から4人目が中嶋一貴)。 全 8 枚 拡大写真

2日、トヨタは東京・青海のMEGA WEBにて2017年のモータースポーツ活動に関するプレスカンファレンスを実施。連覇を目指すSUPER GT/GT500クラスにはニューマシン『LC500』6台の体制で臨む。トムスには中嶋一貴が復帰した。

昨シーズンは2連戦となった最終もてぎ大会におけるレクサス RC F軍団としての大攻勢が実り、H. コバライネン&平手晃平がレクサス勢3年ぶりとなるGT500王座を獲得。2連覇がかかる今季は新たな17年車両規定発効に合わせて新車LC500を投入する。そのLEXUS GAZOO Racing今季参戦チーム陣容は、以下の通りに決まった。

#1 H. コバライネン&平手晃平(サード/BS)
#6 大嶋和也&A. カルダレッリ(チームルマン/BS)
#19 関口雄飛&国本雄資(バンドウ/YH)
#36 中嶋一貴&J. ロシター(トムス/BS)
#37 平川亮&N. キャシディ(トムス/BS)
#38 立川祐路&石浦宏明(セルモ/BS)
※カッコ内はチーム/装着タイヤ略称。BS=ブリヂストン、YH=ヨコハマ。

全体として右肩上がりの状況で昨季を終えたレクサス勢だけに、優勝があった#1と#19と#38、そしてシリーズ2位になった#6というあたりにドライバーの変動がないのは当然ともいえよう。新車イヤーだけに、他の要素はあまりいじらずに、という意図も感じられるところだ。

一方で、昨季はまさかの未勝利に終わった名門トムスの2台には動きが出ている。過去2年はSUPER GTのレギュラーシートから離れ、WECとスーパーフォーミュラに集中する格好となっていたチームの“エース”中嶋一貴が復帰。他の3名、ロシター、平川、キャシディはトムス残留だが、ロシターが以前(2013~14年)同様に一貴と組み、平川とキャシディが新コンビ結成となっている。そして昨年キャシディと組んでいたベテラン伊藤大輔は36号車の監督に就任。新陣容での名門巻き返しが期待したい。

また、GT300クラスのトヨタ/レクサス勢についても2チーム4台の新体制が明らかになった。新たな『LEXUS RC F GT3』で戦うのは、LMコルサの#51 中山雄一&坪井翔(タイヤはBS)と#60 飯田章&吉本大樹(YH)。さらにGT300の名門チームであるaprから今年も2台のプリウスGTが参戦し、ドライバーの顔ぶれは#30 永井宏明&佐々木孝太(YH)、#31 嵯峨宏紀&久保凛太郎(BS)となっている。aprは昨年もそうだったが、両チームともにチーム内でタイヤが異なるという興味深い体制で、このあたり、面白い要素となりそうだ。

今季のSUPER GTは4月8~9日に岡山国際サーキットで開幕。3月には岡山と富士スピードウェイで公式合同テストも予定されている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  2. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  3. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  4. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  5. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  6. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  7. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  8. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  9. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
  10. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
ランキングをもっと見る