トヨタ自動車とスズキは2月6日、業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。トヨタの早川茂取締役専務役員は同日、東京本社で開いた決算会見で「いわゆるフィージビリティスタディを進めていく項目について合意ができたということで、両社の間で覚書を締結した」と述べた。
早川専務は「スズキとの業務提携を通じて、社会課題の解決、そして自動車社会の健全な発展に向けた提携にしたいということで話を進めてきた」と、2016年10月の業務提携に向けた検討開始表明以降の経緯を説明。
その上で「カンパニー制の導入や組織体制の見直しを続けているが、仕事の進め方、構造改革を進める中で、スズキのスピード感のある仕事の進め方等からたくさん学ぶべき点があると感じている」と、今回の覚書締結の意義を話した。