日産車体は2月9日、2016年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は4009億7000万円(前年同期比+5.3%)、営業利益は63億0100万円(-10.8%)、経常利益は66億4700万円(-10.4%)、純利益は38億5000万円(-22.9%)だった。
日産自動車から受注している自動車は、輸出向けの『クエスト』『パトロール(Y61)』、インフィニティ『QX80』等が減少したものの、輸出向けの『NV350キャラバン』や、昨年6月に生産を開始した北米向け『アルマーダ』等が増加したことで、売上台数は同3.2%増の16万3975台、売上高も同5.3%増の4009億7000万円となった。
営業利益は子会社の日産車体九州における2交替勤務から3交替勤務への生産体制の変更に伴うコスト増加などにより10.8%の減益。第2四半期に退職特別加算金約10億円を特別損失として計上したため、純利益は22.9%の大幅減となった。
通期業績見通しは、売上高5100億円(前年比+0.1%)、営業利益115億円(+0.1%)、純利益73億円(-8.0%)とした前回予想を据え置いた。