自動車騒音調査で環境基準超過地点は3.0%、緩やかに改善 2015年度

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全国自動車交通騒音マップ掲載例
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環境省は、2015年度に行われた自動車騒音常時監視の報告に基づき、全国の自動車交通騒音の状況についてまとめた。

818万5300戸を対象とした評価で、昼夜間とも環境基準を超過していたのは全体の3.0%だった。環境基準の達成状況は、緩やかな改善傾向を示した。

2015年度は、全国837地方公共団体が環境基準の達成状況を評価した。評価対象は、道路に面する地域における延長5万8033km、818万5300戸の住居など。評価の対象となる住居は、道路端から50mの範囲にあるもの。

評価対象の全戸数である818万5300戸のうち、昼間(6~22時)・夜間(22~6時)のいずれか、または両方で環境基準を超過していたのは55万2700戸で、全体の6.4%。このうち昼夜間とも環境基準を超過していたのは24万7900戸で全体の3.0%だった。

幹線交通を担う道路に近接する空間にある345万700戸のうち、昼間・夜間のいずれか、または両方で環境基準を超過していたのは36万8200戸で対象の10.7%を占めた。昼夜間とも環境基準を超過していたのは17万1300戸で5.0%だった。

環境基準の達成状況の経年変化は、各年で評価の対象としている住居の違いを考慮する必要があるものの、報告された範囲では緩やかな改善傾向を示している。全戸数を対象とした評価で、昼夜間とも環境基準を達成した割合は、2013年度が92.9%、2014年度が93.2%であったの対し、2015年度は93.6%となった。

全体を道路種類別に分けて集計したところ、昼間・夜間のいずれか、または両方で環境基準を超過していた割合が最も高かったのは一般国道で、226万8300戸のうち、23万9800戸と10.6%だった。

《レスポンス編集部》

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