欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月24日、2016年通期(1~12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、2172億6700万ユーロ(約25兆7335億円)。前年の2132億9200万ユーロに対して、1.9%増加した。
一方、2016年通期の営業利益は、71億0300万ユーロ(約8413億円)。排ガス問題の影響で、40億6900万ユーロの赤字だった2015年から、黒字回復を果たす。
2016年の世界新車販売は、1031万2400台と、トヨタを上回り世界一に。前年比は3.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマティアス・ミュラーCEOは、「前年は非常に厳しい1年だった。この危機にもかかわらず、グループの業績は過去最高だった」と述べている。