西武鉄道が横浜アリーナを子会社化

鉄道 企業動向
西武鉄道の子会社になる横浜アリーナ
西武鉄道の子会社になる横浜アリーナ 全 2 枚 拡大写真

キリンホールディングス、西武ホールディングス、アミューズは3月3日、横浜アリーナの保有株式について発表。キリンHDが保有する発行済み株式58.8%のうち、46.2%を西武鉄道に、4.2%がアミューズに譲渡し、横アリは3月下旬から西武鉄道の子会社になる。

横浜アリーナは、横浜市政100周年・開港130周年の記念事業の一環として建設された多目的イベントホール「横浜アリーナ」の運営管理を行う企業として1986年11月に設立。キリンHDは、「コト消費の盛り上がりにより、コンサートなどライブ・エンターテインメントの需要は増し、客のニーズの多様化にともない、施設運営者にはよりきめ細かいサービスや施設の利便性向上が期待される」とし、西武鉄道に保有株式の8割弱の譲渡を決めた。

横浜アリーナに設立当初から資本参加している西武鉄道は、「株式を追加取得することで、当社の強みを最大限発揮し、横浜アリーナ周辺にある新横浜プリンスホテル、新横浜プリンスペペなどと連携を強化。新横浜エリアの事業基盤を一層強化する。また、横浜アリーナの営業力を活用し、西武鉄道沿線のメットライフドーム(西武ドーム)などに、コンサート、スポーツイベントなどを誘致する」という。

またアミューズは、「横浜アリーナ設立当初より同アリーナを継続的に利用、長年にわたって数多くのアーティストのコンサート、各種イベントを開催してきた。近年、ライブ市場が拡大しているなか、施設運営のニーズは一層高まると考える。今回の株式取得により施設運営のさらなるノウハウを吸収しつつ、総合エンターテインメント企業として横浜アリーナ社にあらたな付加価値を創造する」とコメントしている。

「株式譲渡は2017年3月下旬を予定」とキリンHD。3月25日には、西武鉄道の40000系による有料座席指定列車「S-TRAIN」が運行開始。平日は所沢~豊洲間、土休日は西武秩父と横浜の元町・中華街の間を結び、新たな電車やエンタメ運営で西武鉄道の“横浜進出”がすすむ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  3. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  5. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  6. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  9. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  10. テスラ モデル 3、新グレード「パフォーマンス」を追加…最高速度262km/h
ランキングをもっと見る