三菱自動車は、3月7日にスイスで開幕した「ジュネーブモーターショー2017」で新型SUV『エクリプス クロス』の実車を世界初公開した。エクリプス クロスは、三菱の新たな方向性を斬新なクーペタイプのデザインで表現した新世代SUVの第1弾となる。
エクリプス クロスの特徴はまず第一に個性的なデザインだ。三菱のデザインアイデンティティ「ダイナミックシールド」を採り入れ、コンセプトカーのような洗練さと力強さを併せ持つクーペSUVとした。リアの2分割ウインドウも特徴的だ。クーペSUVでは犠牲になりがちな後方視界を、しっかりと確保している。
またデザインだけでなく機能面でも進化。スマートフォン連携ディスプレイオーディオ、タッチパッドコントローラー、カラーヘッドアップディスプレイなど、先進機能も充実させた。
7日のカンファレンスで益子修社長は、「三菱の強みはSUVにある」とした上でエクリプス クロスの特徴について「デザイン」「コネクティビティ」「4輪制御技術」の3つだとした。特に4輪制御技術については「我々の伝統、資産の中核」として、「エクリプス クロスは、本格的(オーセンティック)なSUVであることを、是非覚えておいて頂きたい」と自信にあふれる言葉で締めくくった。
エクリプス クロスは2017年中の発売が予告されており、日本ではガソリン車とクリーンディーゼル車がラインアップされる予定だ。