東京地下鉄(東京メトロ)は3月14日、同社が所有する全ての車両に防犯カメラを設置すると発表した。2018年度以降、順次設置を進める。
発表によると、カメラの位置は車両の種類によって若干変わるが、各車両の乗降ドア上部に設置して車内全体を見渡せるようにする。録画した映像は閲覧できる社員を限定。警察や相互直通運転先の鉄道事業者と連携し、厳重に管理するという。利用者には「セキュリティカメラ作動中」と記したステッカーなどで案内する。
東京メトロは「吊り革の盗難や座席シートのいたずら、迷惑行為等の車内での犯罪行為が度々発生していることや、テロ対策等更なるセキュリティ向上の必要性」があるなどとして、全車両への防犯カメラ設置を決めたとしている。