FCAジャパンは3月17日、フィアット『500』などのシートレールに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、フィアット『500』、アバルト『500』『695ビポスト』の3車種で、2016年2月13日~3月25日に輸入された合計346台。
前席右側座席において、シートレールの製造が不適切なため、座席の位置調整溝が開いていないものがある。そのため、座席が適切に固定されず、最悪の場合、衝突時に座席が動き、過度のケガを負うおそれがある。
改善措置として、全車両、前席右側座席のベースフレームを点検し、シートレールの加工が不適切なものは、ベースフレームを良品に交換する。
不具合および事故は起きていない。本国からの情報により発見した。