10年ぶりに旧神岡鉄道の気動車が走行 4月8日 | レスポンス(Response.jp)

10年ぶりに旧神岡鉄道の気動車が走行 4月8日

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「ロストラインin神岡」のウェブサイト。
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岐阜県飛騨市のロストラインフェスティバルin神岡実行委員会は4月8日、2006年12月に廃止された神岡鉄道で使用されていた気動車『おくひだ1号』の復活運行を実施する。

神岡鉄道は、JR高山本線猪谷(富山市猪谷)と奥飛騨温泉口(飛騨市神岡)の間を結んでいた19.9kmの第3セクター鉄道で、1984年10月、国鉄神岡線猪谷~神岡間から転換された。転換後も神岡鉱山からの硫黄輸送のため、第3セクター鉄道としては珍しい貨物列車が運行されていたが、2004年10月にトラック輸送に切り替えられたため廃止。主要な収入源を失った同鉄道は2年後に廃止の憂き目を見た。

廃止後は、沿線の飛騨市が軌道を活かして観光鉄道として道を模索していたものの、2008年に観光鉄道化推進の市長が選挙に敗れたため頓挫。一方で2007年からは地元有志により、廃線跡のうち2.9kmの軌道を利用して軌道自転車を走らせるレールマウンテンバイクの運行が開始され、好評を博した。今回の復活運行は、その流れを受けてのもので、飛騨市は2016年に「ロストラインパーク」構想を打ち出し、廃線跡活用に対する予算措置を講ずるなど積極的な施策に出るようになった。

今回、復活運行される『おくひだ1号』(KM-101)は、2006年の廃止以来、旧神岡鉱山前駅の車庫で保管されていたもので、およそ10年ぶりの復活走行となる。当日は旧奥飛騨温泉口駅と旧神岡大橋駅の間約0.7kmを5往復する。列車は旧奥飛騨温泉口駅を起点に12時30分~14時30分の間、30分ごとに発車。旧神岡大橋駅までの所要時間は10分で、5分の折返しで旧奥飛騨温泉口駅に戻る。12時30分~14時発の便はすでに事前予約で満員となっているが、最終の14時30分発のみは当日抽選で乗車できる。乗車には、当日、10時から11時30分の間に旧奥飛騨温泉口駅で配布する抽選券が必要で、12時に抽選が行なわれる。定員は80人。抽選券は1人1枚までだが、10歳未満の子供がいる場合は保護者を含めて1人に数える。

また、この復活運行に先がけて、9時30分には『おくひだ1号』が旧神岡鉱山前駅検修庫から出庫し、ホームに移動後、出発式が行なわれる。その後、旧神岡鉱山前駅を10時に発車し、旧奥飛騨温泉口駅に11時05分に到着。11時30分まで帰還式が行なわれる。出発式、帰還式とも鉄道タレントの斉藤雪乃さんが司会を行なう。

復活運行起点の旧奥飛騨温泉口駅は、濃飛バス「奥飛騨温泉口」停留場が最寄りとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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