2017年3月20日(ドイツ現地時間)、ドイツ・ハノーファーで開催される国際情報通信技術見本市(CeBIT)の初日、ジャパン・パビリオンで安倍首相・メルケル首相によるスピーチが行われた。
スピーチの内容は昨晩行われた「ウェルカムナイト2017」で行われた内容とおおよそ一緒であり、ITなどの先進的テクノロジーでイノベーションを起こし今後も経済成長していくことを、両国で協力し合い、進めていく考えであることを両首相が発表。
メルケル首相は「日本の”ソサエティ5.0”というビジョンに高い関心を寄せています。この後安倍首相と一緒にまわるブース視察で、日系企業のこういった展示を見られるのが楽しみです」と語った。
20日から24日までのCeBIT会期中は、JETROがまとめる118社(例年の10倍以上の参加)による大規模なジャパン・パビリオンが展開され、「日本は強力なハイテク国家であり、デジタル化のリーディングカンパニーのひとつである」ということを世界中に向けてプレゼンスする機会が与えられている。
スピーチの後に行われた安倍首相とメルケル首相によるジャパン・パビリオンの視察には、世界各国から訪れたメディアでごった返し、ポジティブな意味で、CeBIT 2017のジャパン・パビリオン注目度の高さは異例だといえる。CeBIT 2017のカントリーパートナー国に選ばれた日系企業群は、確かな手応えを感じたのではないだろうか。そんな事を思わせる順調なCeBITの幕開けであった。