ヤマハ発動機は3月21日、大型ロードスポーツバイク『MT-09』などの下側ハンドルホルダーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『MT-09』『MT-09A』『MT-09TRA』『XSR900』の4車種で、2014年2月10日から2016年12月20日に製造された計1万3952台。
下側ハンドルホルダーにおいて、スタッドボルトの緩み防止剤の塗布量が不足しているものがある。また、当該ホルダー座面の塗装指示が不適切なため、高速で段差を乗り越えるなど、繰り返し大きな力が加わると、座面の塗装が剥がれることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、スタッドボルトが抜けてハンドル操作ができなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、下側ハンドルホルダーを対策品と交換する。
不具合および事故は発生していない。海外市場からの情報により発見した。