ドイツの高級車メーカー、BMW。同社が、EVのラインナップの拡大に乗り出すことが分かった。
これは3月21日、BMWグループがドイツ・ミュンヘンで開催した年次プレスカンファレンスの席で明らかにしたもの。同社の取締役会のハラルド・クルーガー会長は、「2019年以降、BMWグループはオール電動のバッテリー駆動式モビリティを、コアブランドに投入する」と発表している。
現在、BMWグループのラインナップに、市販EVは『i3』の1車種のみ。「i」ブランドの『i8』やBMWブランドの「iパフォーマンス」を含めて、プラグインハイブリッド車(PHV)は数多く展開している。
クルーガー会長の言う「コアブランド」とは、BMWとMINIを指す。2019年以降、BMWブランドでは次期『X3』、MINIブランドでは車種は未公表ながら、EVが設定される。BMWグループはこの2車種を皮切りに、EVのラインナップを拡大していく。
クルーガー会長は、「MINIとBMW X3の電気駆動モデルでは、BMW i を通じて導入されたイノベーションが、より広範な規模で受け入れられることを実証する」と、自信を示している。