アマネク、マルチメディア放送による高速道路逆走対策技術が実証実験テーマに選定

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マルチメディア放送による順走者向け逆走警告
マルチメディア放送による順走者向け逆走警告 全 2 枚 拡大写真

アマネク・テレマティクスデザインは、国土交通省およびNEXCO 3社が公募した「2020年までの逆走事故ゼロを目指した逆走対策技術」の28件に、同社が提案した「マルチメディア放送による順走車向け逆走警告」が選定されたと発表した。

国土交通省では、2020年までに逆走事故ゼロを目標に掲げ、2016年3月に「高速道路での逆走対策に関するロードマップ」を策定。今後の逆走対策を道路側・運転者側・自動車側それぞれからハード・ソフト面で対策を講じていく計画だ。今回の公募は、NEXCOがその取り組みの一環として民間企業との協働で技術開発を推進していくことを目的としたもの。2016年11月22日から2017年2月10日の期間に寄せられた応募技術100件の中から28件が選定された。

アマネクの「マルチメディア放送による順走者向け逆走警告」は、V-Lowマルチメディア放送「Amanekチャンネル」を通して、逆走車両が発生した場合にそのエリアの車両に放送波で警告を伝えるというもの。アマネクが開発したデジタルラジオ放送技術は、逆走検知センサーや逆走検知ができる通信カーナビからの逆走車両の位置情報をもとに、逆走車両が発生している道路路線のみに警告データを放送可能。Amanekチャンネルアプリや車載機から、逆走車の接近をエリア内を走行中の車両に自動音声にて警告する。

また、Amanekスタジオでは、ドライブに必要な気象警戒情報やドライブ情報などを地図上に可視化できるコンテンツモニターを備えており、モニター上に逆走車を表示することができる。番組放送中はスタジオからナビゲーターが、逆走車の存在をリアルタイムでドライバーに伝え、肉声によりさらなる事故防止を図る。

アマネクでは今後、NEXCOとの調整を経て、2017年度より約1年、実道での検証等を行う予定で、2018年度からの実用化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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