東京モーターサイクルショーが開幕した東京ビックサイトで24日、「コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会」の大会概要発表会が行われた。
1978年の第1回大会以降、「鈴鹿8耐」の愛称で親しまれてきた夏の恒例レースイベント。ここ数年では、2015年のケーシー・ストーナーやニッキー・ヘイデン、ポル・エスパルガロにブラッドリー・スミスなどMotoGPライダーが参戦し、国内のみならず海外からも注目を集めた。
今年も早速、有力ライダー参戦がアナウンスされ、MuSASHi RT HARC PROからはMoto2で活躍する中上貴晶の参戦が決定。昨年2位に入ったカワサキのTeamGREENにはレオン・ハスラムがエントリー。さらには鈴鹿8耐で4度の優勝を誇る伊藤真一も参戦することが明らかとされた。
さらに今年はFIM世界耐久選手権の2016-2017シーズン最終戦にも組み込まれ、2輪レースでの世界耐久チャンピオン決定戦の舞台になる可能性もあるとして、世界中が注目する1戦になる。
鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドの山下晋社長は「日本はもちろん、アジアや世界から、より多くのお客様にご来場いただき、テレビで観戦いただきたいと思っております。これまでの39回よりも、さらにジャンプアップした、魅力的な大会にしていきたいと思います」と挨拶。
さらに昨年に引き続き世界耐久選手権(EWC)をプロモートするユーロスポーツ・イベンツ代表のフランソワ・リベイロ氏、さらに今年も冠スポンサーを務める日本コカ・コーラ株式会社のチーフマーケティングオフィサーを務めるカリル・ヨウンス氏も来場。ステージ上で、3人力を合わせて大会をより良いものにしていくと、一致団結していた。
大会は7月27日~30日に開催。決勝レースは例年通り11時30分にスタートし、19時30分にゴールとなる。
毎年、興奮と感動、そして様々なドラマが生まれる伝統のオートバイレース。今年はどんなレース展開になるのか。目が離せない。