ブリヂストンは3月27日、経済産業省と東京証券取引所が共同で女性の活躍推進に優れた企業を紹介する、2016年度「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。同社の選定は4年連続。
2016年度「なでしこ銘柄」は、東証全上場企業約3500社の中から、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている企業を紹介するもの。具体的には、女性管理職比率を開示している企業について、女性活躍推進の取り組みをスコアリングし、各業種上位企業を選出。当該上位企業の中から財務面(ROE)の基準を満たす企業を「なでしこ銘柄」として選定している。
ブリヂストンでは、女性管理職人数の目標値を2020年に2013年対比4.2倍と設定して管理職登用に向けた育成施策を実施。2017年1月には、お茶の水女子大学と女性リーダーの育成支援を目的とした包括的協定を締結している。さらに首都圏全3事業所の保育施設完備や、在宅勤務等の各種制度導入など、多様な人材が働きやすい職場づくりに向けた各種施策を推進している。今回の選定では、これらの取り組みが高く評価された。