中国新車販売22%増、春節要因で2桁増へ回復 2月

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中国汽車工業協会は、2月の中国における新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、193万9200台。前年同月比は22.4%増と、12か月連続で前年実績を上回った。

中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車販売の好調が続いてきた。しかし、この減税は2017年1月から、減税の幅が縮小。その影響もあり、1月の前年同月比は0.2%増と伸び率が鈍化。しかし、2月は22.4%増と2桁増へ回復した。これは、2月の販売店の営業日が、大型休暇の春節により、前年よりも多かったため。

日系メーカー大手3社の2月実績では、トヨタが8万1900台を販売。前年同月比は25.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。トヨタの2月販売は、小型車が引き続き販売の中心。排気量1.6リットル以下の『カローラ』や『レビン』の販売が伸びた。

ホンダは8万1125台を販売。前年同月比は41.4%増と、2か月連続で前年実績を上回った。『アコード』は9717台で、前年同月比は64.6%増と、2か月連続で前年実績を上回る。『クライダー』は6102台で、前年同月比は35.1%増と、2か月連続で増加した。『シビック』は新型投入により、前年同月のおよそ5.5倍の1万3010台と大幅増を保つ。

日産は7万4830台を販売。前年同月比は23%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。販売の主力は、引き続き小型セダンの『シルフィ』。同車の排気量は1.6リットル以下で、小型車減税に該当する。またSUVでは、『キャシュカイ』が販売の中心。

中国の2016年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比13.7%増の2802万8200台と過去最高。4年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り8年連続で世界一に君臨している。

《森脇稔》

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