インド新車市場(乗用車)でトップシェアのスズキのインド子会社、マルチスズキは7月3日、2017年4~6月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、過去最高の39万4571台。前年同期比は13.2%増と、2桁増を達成した。
39万4571台の販売台数の内訳は、インド国内が36万8431台。前年同期比は14.3%増と好調だった。輸出は2万6140台で、前年同期比は0.1%増と微増ながら、前年実績を上回る。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『ディザイア』『バレーノ』『イグニス』『シアズ」などが、合計で27万4522台を販売。前年同期比は11.4%の伸びを示す。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が3万5739台を販売。前年同期比は2.2%のマイナス。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、『エルティガ』や『Sクロス』を含めて、セグメント合計で5万7125台を販売。前年同期比は45.2%増と、大幅に増加した。これは、新型SUV『ヴィターラ・ブレッツァ』投入の効果が大きい。
スズキの2016年度のインドにおける新車販売台数(輸出を含む)は、過去最高かつ初の150万台超えとなる156万8603台。前年比は9.8%増と、3年連続で前年実績を上回っている。