フォルクスワーゲングループは7月19日、2017年上半期(1~6月)の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、515万5600台。前年同期比は0.8%増だった。
上半期実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、182万6000台。前年同期比は1.9%減と、前年実績を下回った。中国を含めたアジア太平洋地域も、2.7%減の198万6200台と、減少する。
また北米は、前年同期比3.9%増の46万1400台と、前年超え。このうち米国は29万3400台で、前年同期比は7.2%増と、排ガス問題の影響による落ち込みから回復を果たす。
また欧州は、前年同期比3.5%増の227万1800台と増加。このうち西欧は、1.8%増の190万5800台。地元のドイツは67万8600台にとどまり、前年同期比は1%のマイナスだった。
フォルクスワーゲングループの2016年の世界新車販売は、1031万2400台。前年比は3.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回り、トヨタを抜いて世界一に立っている。