ホンダのタイの二輪車製造拠点にコジェネによるエネルギー供給を開始

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コージェネレーション設備外観
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新日鉄住金エンジニアリングと大阪ガスが共同出資するタイ現地法人NS-OGエナジーソリューションズ・タイランド(NSET)は、ホンダのタイの二輪車製造拠点向けにエネルギー供給を開始したと発表した。

NSETは、ホンダグループのタイ・ホンダ・マニュファクチャリング向けオンサイトエネルギー供給プロジェクトを竣工した。プロジェクトは、ガスエンジンによる発電後の排熱から蒸気・温水の両方を回収し、電熱供給する高効率コージェネレーションシステムと、高効率ターボ冷凍機を用いた冷水システムによって15年間にわたって電気と熱を供給、工場内の省エネを図る。

同様のエネルギー供給プロジェクトは、2017年11月のホンダ・オートモービル・タイランド向けに続いてタイで4件目となる。

NSETが、コージェネレーションシステムの建設からオペレーション、ガスの調達まで全て行う「エネルギー・ワンストップサービス」を提供する。

系統電圧が低下した場合は、自立運転に移行し、コージェネが非常用電源として単独でのエネルギーを供給するため、系統事故時における工場の操業安定化も実現する。

プロジェクトでは、二国間クレジット制度(JCM)に基づくクレジットの獲得を目指す「環境省2015年度JCM設備補助事業」に採択されており、環境省の確定検査を完了した。JCMを活用することで、15年間で約10万トンのCO2を削減、日本のCO2削減目標の達成に貢献する。

《レスポンス編集部》

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