ヤマハ発動機は、20馬力の4ストローク船外機「F20G」を開発し、4月1日より販売を開始する。
F20Gは、パワーヘッド、ブラケット、ドライブユニットなどで軽量化を図った「F25G」をベースモデルとして新開発した、総排気量432cc直列2気筒SOHCエンジン採用の小型4ストローク船外機。排気量を既存モデル「F20B」より約20%増加させ、加速性能を向上。燃料供給にはバッテリーレスフューエルインジェクションを採用し、過酷な使用環境下でも優れた始動性を発揮する。
また、可変式トローリングシステムを標準装備し、約50回転ごとのトローリングスピードを調整可能としたほか、握りやすいスロットルグリップにシフトレバー、トローリングスイッチなどを集約した、多機能で操作しやすいマルチファンクション・ティラーハンドル(ショートタイプ)を標準装備。使いやすさの向上を図った。
環境対応の面では、ブローバイガス再燃焼システムを採用することで、クリーン排気を実現。米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値、米国環境保護庁(EPA)の2010年度規制値、欧州連合マリンエンジン規制値をクリアしている。
ヤマハ発動機 F20GWHPL価格(税別)は、マニュアルチルトのF20GWHLが43万2000円、パワーチルトのF20GWHPLが44万9000円。