佐賀県の大町自動車学校は、紙の「教習原簿」へのはんこ押印を廃止し、iPadなどタブレット端末を用いたデジタル化への移行を全国に先駆けて開始すると発表した。
全国の自動車教習所では、教習の実績を「教習原簿」に公的な文書として記録することが義務付けられている。これまでは、技能教習終了後に、インストラクターが教習生の目の前で教習原簿にはんこ押印するということが一般的だった。
今回、大町自動車学校では教習原簿に代わり、iPadなどのタブレットにて押印記録とすることを可能とした。また、教習原簿への押印に限らず、同時に、教習進捗の管理、教習予約状況の確認、質問を受けて教習インストラクターから回答するなど、教習生のサービス向上も図っていく。
また大町自動車学校では同時にオンライン学科システムを導入し、佐賀県初のオンライン学科教習も開始する。当面の間はライブ配信方式で時限数も限定的に実施しながら、オンライン時代の学習方法を模索しつつ、コロナ禍など万が一の保険として運用することを想定している。
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