レベル2以上の自動運転車、衝突事故の報告を義務付けへ…米運輸省

ハンズフリーの部分自動運転が可能なキャデラックのスーパークルーズ(参考)
ハンズフリーの部分自動運転が可能なキャデラックのスーパークルーズ(参考)全 1 枚

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は6月29日、SAEレベル2の先進運転支援システム(ADAS)やSAEレベル3~5の自動運転システムを搭載した車両を製造した自動車メーカーなどに、衝突事故の報告を義務づけると発表した。

今回の発表により、NHTSAは、自動運転技術が進化し続けている状況において、道路上での交通安全に保つために、政府機関がその役割を果たすために必要な情報を収集できるようになるという。

NHTSAによると、自動車メーカーは衝突事故が起きた情報を得てから1日以内に、事故の内容を報告する必要がある。これには、歩行者や自転車を含めた死傷者、車両の牽引、エアバッグの展開の有無などが含まれている。

報告されたデータは、公道での自動運転技術の利用に起因する潜在的な安全性の問題を特定し、透明性を高めるのに役立てられるという。

NHTSAのスティーブン・クリフ代表代行は、「NHTSAの中心的な使命は安全。衝突事故報告を義務付け、データを収集することにより、政府が自動運転車の安全性を監視することが可能になる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  6. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. EVジェネシス、曲がる太陽電池を搭載した3輪車の実証実験開始
  9. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  10. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
ランキングをもっと見る