中古車購入平均価格が上昇、前年比27.9万円増の154.8万円…新車の納車遅延などが要因

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プロトコーポレーションは、2022年2月に実施した「自動車に関する総合アンケート」の結果を「プロト カーユーザー レポート 2022」としてまとめ公表をした。

プロト カーユーザー レポート 2022は、日本国内に在住する20歳以上の自家用車保有者で、かつ中古車ユーザーの3298サンプルを対象に、現保有車の実態や自動車購入時の意識等を調査。今後の自動車マーケットの動向を探るための基礎データ作成を目的として1999年から毎年実施している。

まず、現在主に運転している車の支払い総額を尋ねたところ、「50万円未満」が28.2%で前年調査時から11.5ポイント増と大幅増加。一方で「50万円以上~100万円未満」は16.2%となり、同9.6ポイント減となった。また、「200万円以上~」24.2%で増加傾向を示しており、「50万円未満」と「200万円以上」の二極化傾向にある。支払い総額の平均金額は同27万9000円増の154万8000円と大幅増加。半導体不足など新車の納車遅延の影響で、高年式の中古車に人気が集まったことがひとつの要因であると考えられる。

ボディタイプについては、「軽自動車」が同4.4ポイント減ながら40.3%でトップだった。「ミニバン/ワンボックス」は18.0%で、前回2位だった「コンパクトカー」を上回った。また「SUV/クロカン」が同3.8ポイント増の7.8%と約2倍の伸びを見せている。

エンジンタイプは、「ガソリン車」が77.4%で他のエンジンタイプを大きく引き離してトップだが、前回調査から11.9ポイント減となっている。一方「ハイブリッド車」は同9.3ポイント増の17.4%、クリーンディーゼル車も3.6%と前回調査から倍以上の伸びを見せた。

車の購入先については、「メーカー系ディーラー」が同4.5%増の33.5%でトップを維持。以下、「中古車販売店(専門店・専業店)」(26.3%)、「中古車販売店(自動車修理・整備工場兼務店)」(21.6%)が続いた。また「大手自動車買取店」「大手自動車フランチャイズ店」の割合が微増する一方で、「譲渡・個人売買」が微減している。

買い替え前に運転していた車の運転期間については、「10年以上」が26.0%でトップに。以下「5年未満」(11.1%)、「3年未満」(9.3%)という回答が続く。買い替えサイクルの平均は6.5年で、過去5年間の調査結果からほぼ横ばいの結果だった。


《纐纈敏也@DAYS》

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