国土交通省は、踏切道改良促進法に基づいて災害時の管理方法を定める踏切道について、全国97カ所を追加で指定した。これで災害時の管理方法を定める踏切道は合計469カ所となる。
2018年6月に発生した大阪北部地震の際、列車の駅間停止によって多数の踏切道で長時間の遮断が発生、救急救命活動に大きな支障が生じた。このため、踏切道改良促進法で災害時の管理の方法を定める踏切道を国土交通省が指定している。
国土交通省では、2025年度までの5年間で約500カ所の踏切道を指定して管理方法を策定することを目指しており、今回の指定で合計469カ所となった。国土交通省では2024年8月末までに、今回指定した全ての踏切道で、管理方法の策定を目指すため、鉄道事業者、道路管理者に助言するなどしていく。