AnsysとNVIDIA、次世代シミュレーションで協業

・AnsysとNVIDIAが次世代シミュレーションで協業

・6G技術の進化やAIの統合が実現

・Ansys製品の強化とシミュレーションの民主化進む

NVIDIA OmniverseのAnsys Perceive EMが、コロラド州デンバーの移動車両の5G/6Gアンテナ信号をモデル化
NVIDIA OmniverseのAnsys Perceive EMが、コロラド州デンバーの移動車両の5G/6Gアンテナ信号をモデル化全 1 枚

Ansys(アンシス)は、アクセラレーテッドコンピューティングとジェネレーティブAIを活用した次世代シミュレーションソリューションの開発において、NVIDIA(エヌビディア)との協業を発表した。この協業により、6G技術の進化、NVIDIA GPUを介したAnsysソルバーの強化、NVIDIA AIのAnsysソフトウェア製品への統合、物理ベースのデジタルツインの開発、大規模言語モデルのカスタマイズが可能になる。

Ansysは、データの相互運用性を強化するためにAOUSD(Alliance for OpenUSD)に参加し、強化されたグラフィックスとビジュアルレンダリングを提供している。また、Ansys AVxcelerate AutonomyをNVIDIA OmniverseプラットフォームのNVIDIA DRIVE Simに接続し、今後はAnsys STK、Ansys LS-DYNA、Ansys Fluent、Ansys Perceive EMなどの統合を調査する予定だ。

協業では、アクセラレーテッドコンピューティング、6G通信、AIを活用したシミュレーション、AIファウンドリの4つの分野が優先される。AnsysはNVIDIA H100 Tensor Core GPUを活用してシミュレーションソリューションを強化し、NVIDIA BlackwellベースのプロセッサやNVIDIA Grace Hopper Superchipsを製品に採用。一方、NVIDIAはAnsysの技術を活用して、仮想モデルとデータセンターの設計を強化し、Ansysソルバーの性能を加速させる。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  6. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  7. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  8. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  9. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る