GMは先日発表したエクソン社との提携によるガソリンを燃料とした燃料電池技術の開発に関し、トヨタとの技術提携の枠外であることをほのめかせた。GMによると、GMとトヨタとは技術提携を行う協力関係にあるものの、今回の燃料電池に関しては独自技術でありトヨタと共同作業をする意志は今の所ないという。
GMがトヨタとの技術提携を打ち出したのは1999年春。その内容には燃料電池、ハイブリッド、低公害車などを共同開発することが含まれている。しかしGMはエクソンとの提携がトヨタとのものよりも古い1998年のものである、ガソリンを使った燃料電池は従来のものとは別技術、などの理由により今回の独自開発を決めたと言う。
トヨタにしてみれば不公平な内容とも受け取れる今回のGMの意思表示だが、現在の所トヨタからはこれに関するコメントは出されていない。