日本自動車連盟(JAF)が調査した「2000・JAF自動車ユーザー調査」で自動車ユーザーの4分の3が低公害車に関心を持っている実態が明らかになった。
JAFでは、自動車ユーザーと車とのかかわり(車の買い替え間隔、今後の購入時の重視点など)、日常点検の実施状況、環境問題、自動車関連諸税、その他トピックスなどについて、自動車ユーザーの意識や要望について調査を実施している。
調査はJAF会員を対象に各都道府県の自家用乗用車保有統計台数に従った比例配分のうえ、3400人を無作為に抽出し、郵送調査によって1524人(回答率44.8%)から回答を得た。
その結果、ユーザーの環境問題への関心度を見ると「非常に関心を持っている」が26%、「多少は関心を持っている」が64%で、合わせると9割近いユーザーが何らかの形で環境問題に関心を持っていた。
また、実用化されている電気自動車やハイブリッド車について関心度でも4分の3が関心を示している。ユーザーの環境意識の高まりを裏付けたかっこうで、自動車メーカーは今後、低公害車や低燃費車の開発に迫られることになる。