日産フィナンシャルサービスは18日、日産レンタカーの利用料金を同日から平均10%引き下げると発表した。同様の値下げはトヨタレンタリースが10月1日からスタートさせており、これに対抗し、割安感を出すことで新規顧客の開拓と拡大を狙う。
新料金では『ブルーバード』クラスの24時間レンタル料金を、現行の1万6000円から1万3000円に引き下げるほか、小型ワゴンの『プレサージュ』クラスでは同1万6500円を1万4000円に、中型ワゴン『セレナ』クラスで同1万8000円から1万6000円に引き下げた。今回の値下げでは利用者の少ないミドルクラスに顧客を誘導するのが狙いで、稼働率を10%引き上げるのが目的とされている。トヨタレンタリースではスモールクラスを値下げしており、このあたりに方針の違いが読み取れる。
また、同社は年内をめどに、インターネット経由の予約申し込みに対して即時に回答が可能な予約システムを開発・導入する。これまでは受付後に手作業で車両の空き状況を確認していたが、新システム導入後は申し込み時の即時回答が可能となる。