BARホンダはジャック・ビルヌーブがフェラーリ、マクラーレンの4台に次ぐ5位に入り、チームは4戦連続入賞を飾った。これでビルヌーブは選手権7位を獲得した。リカルド・ゾンタは終盤にリタイヤ、BARホンダ最後のレースを飾ることはできなかった。
コンストラクターズ選手権では、直接のライバル、ベネトンがノーポイントに終わったため点数は20点で並んだが、ベネトンのほうは2度表彰台を獲得しているのでBARホンダは5位になった。
ジャックの走りの最大の見せ場は29周目。この時点でジッャク4位、ミカ・ハッキネン(マクラーレン)5位。加速の伸びに優れるホンダパワーを活かして、ジッャクはハッキネンに付け入るスキを与えなかったが、最終コーナーの一つ手前でハッキネンが前に出てサイド・バイ・サイドで立ちあがる。
しかし最終コーナーのブレーキング競争でジャックはわずかにタイヤをロックさせ、ハッキネンのオーバーテイクを許してしまい、ジャックは5位となった。
ジャックはレース後、以下のようにシーズンを総括した。「マシンはかなり進歩した。エンジンは最初から戦闘力を発揮したし、エンジニアの仕事ぶりもすごかった。コンストラクターズ5位の座を獲得できたのはマシンとエンジンのマッチングが良かったからだ」