アメリカのウォールストリートジャーナルのWebサイトが24日に報じたところによると、ダイムラー・クライスラーが同社のSUV、ダッジ『デュランゴ』にハイブリッドモデルを追加するという計画を一両日中にも発表する見込みだという。
デュランゴは4.7リットル/V8、あるいは5.9リットル/V8のエンジンを搭載するという、いかにもアメリカ人が好みそうな大型かつ大排気量のSUV。太いトルクを身上とし、そのためになら多少の燃費悪化も許せるといったユーザーに支持されやすいクルマだが、ダイムラー・クライスラーでは「ガスイーター(大食い)」として名指しされることも多い、デュランゴのようなSUVにハイブリッドシステムを投入していくことに決めたようだ。
報道された計画では2003年を目標に、デュランゴの総生産数の15%に相当する約3万3000台をハイブリッドにしたい考えで、燃費は従来よりも20%程度改善されるという。しかし、それでも1ガロンあたり20マイル程度の燃費に留まる見込み。何もしないよりはマシだが、他のクルマに搭載した方が効果は出るのではないだろうか?