ダイムラークライスラーのアメリカ支社であるクライスラーでは、資金面の問題から当初計画されていた新車の発表を延期、あるいは企画そのものを取り止めるという事態になっている。
取り止めになった企画の中にはフルサイズのダッジSUV、より大型のグランドチェロキー、大型のクライスラーコンバーチブルなどが含まれる。 また次期グランドチェロキーの発表は2004年まで延期されることになった。同時にカナダで進められている15億ドル(約1590億円)を投じた工場の拡大も微妙になってきている、という。
大型のSUVはドル箱とも言われる人気ラインだけに、その生産にストップをかける、となるとクライスラーの財務状況はかなり悪そうだ。