トヨタ自動車は13日、SUV『ハリアー』のエンジンをパワーアップするとともに、環境性能を高めるなど改良して発売した。
ハリアーの改良は1997年12月の発売以来、今回が初めて。直列4気筒2.2リットルエンジンの排気量を増やし、2.4リットルとするとともに、馬力も160PSにアップしている。
また、3リットルエンジン搭載車を含む全タイプで、2000年(平成12年)排出ガス規制レベルを25%下回る低排出ガス性を確保。同時に2.4リットルの2WD車では、2010年新燃費基準もクリアした。
ハリアーは発売当初が月販4000台前後だったのに対し、最近の販売実績は2000台前後に落ち着いている。改良モデルでは月販目標を実績レベルの2000台へと引き下げるとともに、ビスタ店での取り扱いをやめ、トヨペット店の専売車種にした。専売車種を増やして販売チャンネルの特色を強く打ち出していこうという、トヨタの戦略の一環だ。