アメリカ運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が、アメリカ国内で入手可能な2001年モデルの各車を集めて行われた今回の衝突実験。8月に明らかになったファイアストン問題以降、アメリカではSUVの安全性にはかなり敏感になっているが、一番安全とされたモデルは日本車が射止めた。
星の数で一番となったのは、ホンダ『CR-V』だった。運転席側の1ポイントを落としたが、他は全て5ツ星をマーク。同様の記録は日産『パスファインダー』(日本名『テラノ』)でも受賞している。アメリカ製のSUVが後席でポイントを落とす中、日本メーカーの2車種は大健闘した。
ファイアストン事故で危険性が指摘された、フォード『エクスプローラー』は前席で一つずつポイントを落としている。今回のテストは単なる衝突実験であり、ファイアストン問題で指摘されている「横転のしやすさ」はテスト項目にはないので、そのあたりは切り離して考えよう。