ホンダは、新世代の1.3リットル4気筒の「i-DSI」エンジンを開発したと発表した。6月に投入する新型スモールカーに搭載される。
新エンジンは新設計のコンパクト燃焼室に2本の点火プラグを採用、回転数と負荷状況に応じて2つの点火時期を最適に組み合わせる知能的な2点位相差点火制御を行うことで、全域で急速燃焼を実現する。
具体的には1気筒に2本の点火プラグを対角配置し、燃焼室内の火炎伝播時間の短縮を図ることで急速に混合気を燃やしきり、少ないガソリンでで高い出力を引き出すことが可能としている。
これを無段変速トランスミッションと組み合わせ、燃費は自社測定値ながら23km/リットルと世界トップクラスを実現した。排ガス性能も高め、最新の排ガス規制値よりも75%低減した超-低排ガス車認定クラスを確保したとしている。